逆浸透膜(RO膜)の凄さを教えます。

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逆浸透膜(RO膜)の凄さを教えます。

原発事故の発生以降、一般に「水道水よりもウォーターサーバーの水のほうが安全」との認識が高まっているようです。

ウォーターサーバーの水は各社さまざまな方法でろ過・殺菌されていますが、最近特に注目を浴びているのが「逆浸透膜(以下、RO膜)」によるろ過。このRO膜を使ってろ過すると、なんと放射性物質も除去できるといわれています。

そこで、ここではこのRO膜の凄さに注目しつつ、ウォーターサーバーの安全性についても比較していきたいと思います。

逆浸透膜(RO膜)の仕組みと水ができるまで

逆浸透膜(RO膜)の仕組み

RO膜を使ったウォーターサーバーの水の多くは、じつは水道水から作られています。水道水を何度もろ過して、原水に含まれていた不純物、ミネラルなどが取り除かれ蒸留水に近い純度の高い水になっていくのです。

そもそも逆浸透膜(RO膜)って何なの?

ROとは、Reverse Osmosisの略語で、日本語ではそのまま逆浸透膜という意味になります。

浸透膜で仕切った容器に濃度の異なる塩水と真水入れると、浸透圧の差によって、真水は濃度の濃い塩水側に「浸透膜」を通して移行し、真水と塩水の濃度を一定にしようとします。これを浸透膜の原理といいます。

逆浸透膜の原理では、「浸透膜の原理」とは反対に、人工的に塩水側に浸透圧以上の圧力を加えます。すると、浸透膜フィルターを通して水を浄化することが可能になる、というものです。つまり綺麗な水だけを膜の向こうに押し出して得ることができるのです。

放射線物質も除去!水道水より安全な理由とは?

RO膜に空いている穴の大きさは極小で、放射性ヨウ素・セシウム・ウランなどの放射性物質(0.005~10ミクロン=マイクロメートル)よりもRO膜(0.0001ミクロン)の穴のほうが小さくなっています。

つまり、RO膜を採用しているウォーターサーバーの水は理論的には放射線物質が含まれないことになります。一方、水道水は河川の水の汚れを凝集させて土や砂でろ過したものなので、放射性物質を除去するほど目の細かいろ過ではありません。

このことからもウォーターサーバーの水は、水道水よりも安全性が高いといえるのです。

逆浸透膜(RO膜)でろ過しただけでは美味しくならない?!

逆浸透膜(RO膜)でろ過しただけでは美味しくならない?!

これまで説明したとおり、RO膜でろ過した水は分子レベルで不純物が除去されているので、水中に溶けた成分のほとんどが除去された純水に近い水になっています。

このとき、水の味を決めるミネラル分も除去されてしまうので、RO膜でろ過したばかりの水を飲んでも味はしません。これは採水地がどこの水でも同じです。原水がどんなに美味しい水であろうと、RO膜を通した後は同じ純水になります。

そういう理由で、RO膜を通した水に限っては、採水地で比較してもあまり意味がありませんので注意したいところですね。

RO膜を通した水の場合、味を決めるのはフィルターを通した後で配合されるミネラル成分のバランスにかかってきます。メーカーによっては、RO膜でろ過した後にミネラル分を加えてから出荷されます。この時どんなミネラルが配合されたかによって、硬水か軟水か、PHの値、などの要因が決まり、水の味が変わってくることになります。

一方であえてミネラルを配合しないことによって、味がなくあっさりした飲みやすい水を目指しているメーカーもあります。気になるウォーターサーバーを見つけたら、RO膜の使用状況と合わせて以下の点についてもホームページ上で公表していますので確認するといいですね。

放射性物質検査データの有無

国内で生産されているRO膜を使ったウォーターサーバーの造水プラントでは、いずれの会社も放射性物質の検査をしています。中には定期的な検査データのすべてを公表しているメーカーもあるのでより信頼性が高いといえます。

RO膜前のろ過の有無

各社の「ろ過殺菌工程」を見ると、どの会社も逆浸透膜でろ過する前に別のフィルターでろ過をしています。これは、いきなりRO膜でろ過をするとフィルターそのものの劣化が早く、目がつまったり、目が破れたりしやすいためだと考えられます。

とはいえ中には前工程がなくRO膜1つでろ過しているケースもあるので、チェックしておくと安心です。

殺菌の有無と殺菌方法

最後に、殺菌工程に着目してろ過・殺菌工程を見てみましょう。各社、RO膜ろ過の後には必ず殺菌工程を通しています。これは、RO膜を通した後の水は純水に近く、菌が繁殖する可能性があるためです。

例えば原水が塩素殺菌された水道水であっても、RO膜を通した後には、塩素が取り除かれてしまうので雑菌が繁殖する可能性があります。

また、多くのRO膜の原料は「芳香族ポリアミド」なので塩素に弱く殺菌し辛い弱点があります。RO膜を壊さないためにも、RO膜の前段階のフィルターで塩素を除去してからRO膜でろ過する必要があるので、RO膜そのものを殺菌することは困難なのです。

こうした危険性を避けるために、どの会社も殺菌工程を通すようになっています。殺菌方法別に見ると、UV殺菌(紫外線殺菌)と、オゾン殺菌、加熱殺菌があり、たとえば、UV殺菌の後にオゾン殺菌をするという2段階の工程を通している場合、特に殺菌に対する意識が高いと判断することができます。

おわりに

RO膜の威力についてご紹介してきましたが、RO膜を通した水のウォーターサーバーでおいしく健康に良い水を飲みたいというときは、「採水地がどこか」よりも重視したいのが味を左右する「ミネラル配合の有無」。

その次に「RO膜前のろ過の有無」「殺菌の有無と殺菌方法」に着目して選択することがポイントになります。国内メーカーのウォーターサーバーは工程に差はあるものの安全性が高いので、あとは味を比較して、各家庭の用途にあったものを選ぶといいですね。

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